イタリア・アマルフィー海岸沿いの青い海を見下ろす可愛く歴史あるアグリツーリズモに泊り、そこを拠点にアマルフィーやラヴェッロ観光、Walk of the Gods と呼ばれる有名なトレイルをハイキングしてポジターノを訪れ、夜はイタリア料理のデモンストレーションを楽しみ、地元の暮らしをゆっくり楽しみむツアー、G アドベンチャーのイタリア・アマルフィー・ローカルリビングツアーに参加してきました。
感想を一言で言えば、 ” 超楽しかった” です。 とにかく、楽しいグループで旅をより一層思いで深いものにしてくれました。 もちろん、アマルフィーも奇麗ですし、毎日運動できるのも快適。 少し照れ屋のアグリツーリズモのオーナーカップルやスタッフとの交流、お喋り好きでイタリア語を教えてくれるドライバーの叔父さんも可愛く、色々なツアー会社で体験を積んだ笑顔を絶やさず、ゆっくり話すベニス出身のツアーリーダーからも色々教えてもらい、イタリア人に触れ合えた、っといった感じの旅でした。
通常のツアーより、訪れる場所も少なく、一箇所滞在でのんびり型のはずですが、時間が経つのはあっという間。 ハイキングや観光を終えてアグリツーリズモには夕方4~5時頃に戻ります。 シャワーを浴びて、屋外のテラスに行くと皆同じように集まってきて飲み物片手にお喋り。 また、インターネットタイム。 一斉に利用するので、ただでさえ遅いネットが益々遅くなります。 ツアーリーダーが初めに ”イタリアのインターネットはエクアドルよりも遅い”、と言っていたのが照明されます。 そして、6時からクッキングデモンストレーションを見て、7時頃から食事。 ファミリーダイニング形式で、ファースト、セカンド、とコースの間に時間をあけて、会話を楽しみながらゆっくり食事も楽しみます。
今回のグループはカナダ、アメリカ、イギリスからの参加で、仲の良い熟年カップルや、新婚さん、高校卒業祝いで19歳の娘さんと来ていた夫婦に、女性一人参加が4名、男性1人参加が2名で、皆とても気転のきく面白い人ばかりで受け言葉に買い言葉、22歳の若い男をからかえば、若い子もうまくかわして笑いをとります。 賭け事が好きで、仏のように落ち着いたツアーリーダーをどうしたら怒らせれるか、と冗談ぽく作戦に盛り上がったり、イギリスの伝統で、女性が食事の席を立つ時は男性は立つと聞くとアメリカの叔父さん達は、女性が立つたびに皆連動的に立ち上がったりと、無邪気さを残した大人の集団で、笑いが耐えないグループでした。 英語についていけない・・・ と思われるかもしれませんが、御心配なく。 同じ英語圏の人でも大人しい人は聞き手になってますし、私も殆どは聞き手です。 でもそこは大人。 話をふってきて、チャンスをくれたり、方言ゲームを提案する人もいました。 思いつかない人もいて、パスをする人もいますし、私は、ジャパニーズイングリッシュをクイズにしてみました。
ツアーは、ナポリで集合。 1日目の夕方6時にオリエンテーションミーティング。 それまでは自由時間で、ナポリの町を1人で散策し、最後にナポリ・アンダーグランドツアーに参加していて、私は遅れてしまいました。 オプショナルでピザの食事に出かける事になっていたので、ぎりぎりそれには間に合いました。
イタリアには1週間前に入り、1人で、チンクエ・テッレのハイキング、トスカーナのサイクリングやフィレンツェを旅していた時は、美味しいピザにありつけず、食事にはがっかりしていたのですが、さすが、ピザの発祥地、ナポリ! ピザが大変美味しかったです。 オールドタウンにある列の出来る人気のお店にツアーリーダーが連れて行ってくれました。
ピザは大きいのですが、とても薄いので、皆1人で一枚注文し、殆ど食べれるくらいです。
夢にみた伝統的シンプル、マルガリータ! これで、4ユーロ!
色々トッピングがのったピザでも5~7ユーロでかなりお値打ち。 皆すでに打解けて、昔からの友達のように1夜目からスタート。
この辺りでしか食べれないレモンケーキ。 胸をイメージして作っているそうです。
翌日はのんびり、朝食を済まし、9時発でポンペイに向かいます。 1時間も掛からないくらいで、ポンペイに到着すると、まずは、トイレ休憩、そして現地ガイドに交代して、中に入ります。 約2.5時間程の観光。 ポンペイはとにかく広くて暑い。 やはりガイドがいて正解。 何がオリジナルで何が修復されたものなのか、昔は何だったのか、見所を探したり、本を読んでいたら時間がかかるでしょうし、見逃す事は多かったと思います。 ただの石の塊・・・ で終わってしまうでしょう。 6月でも気温は暑く感じますが、ガイド曰く、これは涼しいもの。 夏はもっと暑いそう。 でもその暑い夏がハイシーズンで、これ以上に人が増えるそうです。 暑く、人混みが多いのであれば、私なら、冬を選ぶかな。
ヴェズーヴィオ山、噴火前は、右の小さな山と左の山のラインをそのまま伸ばして三角形にした形だったそう。
オリジナルの色が残る壁画
説明を聞くグループ
この大きな石の間を通れる幅の馬車等のみこの先通過できます
死んだ後にこんな見せ物になるなんて思っていなかっただろうから、申し訳ないな~と思いつつ撮ってしまいました。 苦しみが伝わってきます・・・ 灰に石膏を入れて形を固めてます。 頭蓋骨や足の骨が残っている人。
迫る恐怖を感じます
ポンペイはモザイクで出来た壁や床の飾りが多くあり、オリジナルは美術館に展示され、ポンペイの遺跡にはあるのは本物でない物が多いです。 これは、オリジナルの陶器等、無造作に置かれている所。
オリジナルのパイプ。 言われても ”どこ?”って感じでした。 石の隣から出ている小さな突起。
犬に用心のモザイク絵が玄関先の床に飾られていたことからその絵はお土産にまでなっていています。 そんな犬とポンペイは現在も放せません? この犬は毎朝ゲートが空く時間に出勤してきて、一日ここでのんびり観光客見学してゲートが閉まる時にはどこかに帰っていくそうです。
観光の後は、ツアーリーダーに合流して、ランチとお土産タイム。 ピザは9ユーロ。 アメリカのパスタより、ゆで過ぎた超まずい具のまったく入ってないパスタで7ユーロ。 ソフトドリンクは2.5ユーロと、ポンペイの遺跡を出た所の食事は最悪です。 日本人のテイスト的には ” 誰がこんなん買うの? ” と言ったダサいお土産屋が並びます。 でも、皆結構買っていたりして。 そして、朝、私達を下ろした後、ドライバー達(2台に分かれて移動)は先に荷物をアグリツーリズモに運んでくれ、そして私達を迎えに来てくれました。
アグリツーリズモはアマルフィー海岸沿いのフローレという所にあり、アマルフィーのような観光名所の村はありません。 アグリツーリズモの廻りはお買い物やカフェと言った所はなく、1日の活動が終わったら、その敷地内で楽しみます。 もちろん、お散歩に行こうと思えば、山を登ったり、階段をおりてビーチに向かう事はできますが、遠いです。 お陰で、観光客の騒々しさから離れ、のんびりした地元の生活の雰囲気を味わえます。
ここのアグリツーリズモは昔の修道院を改造した所で、チャペルもあり、結婚式もできるそうです。 ランチ時間は、別の所に泊っている観光客や、地元の人が食事にもきたりしてました。 段々畑のような狭く細長い土地には家畜がいて、花が奇麗に飾られてます。 ハンモックを初め、外にはのんびり座れるベンチやアウトドアー用のソファーがあり、眺みながら、外でお昼寝やお喋りが出来るようになってます。
駐車場からはまったく建物は見えません。 この長い階段を下りていきます。
大きい荷物は荷物用エレベーターで運んでくれます。
アグリツーリズモからの眺め
少ない土地を有効に使うために、壁に木を植えつけ、昔は地面にも作物を作ったそうです。
各部屋は、花の名前が付けられ、その花にちなんだ色で壁が塗られ、花の絵が飾られてます。 皆、感動して、” 貴方の部屋はどんな感じ?” とお互いの部屋を探索。
バスルームの丸窓からの眺めは最高
ランプやノブ、細かい所にこの辺りに有名な陶器で飾られていて可愛い
アンダーグランドツアーに見たような、秘密の地下通りにつながっているよう。
朝食からケーキ。 イタリア人は甘いものが好き?
ナポリのホテルへの行き方
タクシーで行けば簡単でしょうが、地下鉄でも行けます。
Monte Santo station を出ると住宅街。どっちに行けばいいの? って感じです。
とりあえず、人の行く方に行き人通りの多い通りに向かいます。 下記の通りに出たら左へ
この通りの突き当たりは Via Toledo で Piazza Dante ダンテの広場があります。 通りを左折、広場を右手に見ながら広い通りを歩きます。
ホテルのある通りに入る角。 (上) ホテルのある通り Correra (下)
小さな看板が見えます。 入り口は通りには面してなく、奥まったコートヤードの中です。
The Hotel Correra 241 の通りに面した入り口
次回はツアー2日目、アマルフィー海岸をご紹介!