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参加者の声
参加前は言葉の壁やアフリカの危険性に不安を感じていましたが、とても満足なツアーでした。 参加者も20代~60代後半まで様々でしたが、皆さん旅行、アウトドアが大好きで会話が弾み皆気さくで楽しく過ごすことが出来ました。
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Do not anticipate trouble, or worry about what may never happen. Keep in the sunlight.
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Category Archives: トレッキング
雲の上の世界
雲の上、天国ではなく、標高の高い山での登山の話です。 エベレスト登山等、ヒマラヤの高い山々に挑戦し続ける友達の影響で登山関係の本やドキュメンタリー二興味があります。 その中でも Into Thin Air は印象的でした。 1996年に実際に起こった話で、たまたま作者が雑誌の取材で参加したエクスペディションが遭遇してまった悲劇。 その時、雲の上で起こった様々な人間模様、悲劇の様子が書かれてます。 作者( ジョン クラカワー ) の目を通して偉大な登山家達の姿が描かれると共に、エベレスト頂上と言えば大変でもその美しさや感動を中心としたドキュメンタリーが多い中、そんな甘い考えでは臨むな。山では何か起こるか分からない! とも言うような、過酷さを正確に伝えている本だと思います。 そして、そんな過酷さと彼の表現を通して、参加者の個々人の心情、パーソナリティーが見えてきます。 彼はあまり、日本人女性の参加者、難波さんの事に触れませんが、彼女の事を書くときは少し非難じみた書き方が多く、きっと、クランポンも付けられないような素人はくるべきではないと、 山の厳しさを伝えているようです。 甘い考えで臨むとその人の命にも関わりますし、他のメンバーの命にも関わってきます。 また、同じ時にチベットサイドから頂上に向かっていた日本人の事も書かれていて、彼らは他の登山家が苦しんでいるのに ” 知らない人だから ” と無視したと少し日本人を非難した所も多いかもしれません。 ただ、日本人だからと言うことか、登山家としての永久の課題なのかもしれません。 他にもペアーを組んでお互いにロープをつけて登り、どちらかが崖から落ちて耐え切れなくなるとロープを切る話を聞きます。 切った人としては好きで切るわけではないのですがいつも非難にあいます。 登山家同士としては、切ってもいい暗黙の了解があるのでしょうか? それとも切らないのがルールなのでしょうか。 この日本人の登山家のコメントは ”山の中で人情、モラルなんてない。” との事。 ジョンさん達の生き残った人の中には疲れて救助に行けなかったガイドの一人、アナトリさんが問題になりました。 ジョンさんとしては、彼も救援に行くべきだと考えます。 ただ、全てのガイドが救助に出たら、その後救助ができなくなり残った人を助ける事ができなくなるので一概に彼を非難できないかとも思います。 突然の悪天候に苦しむ登山家。 多くが遭難。 遭難した中には生命力が強く生き返った人もいます。 ジョンさんはこの人が亡くなったと思い、残していきます。 この事で彼自身多くの読者に非難を浴びます。 このエクスペディションのベテランリーダーは参加者の夢を叶えるため命を落とすことになります。 空気の薄い雲の上では、ただでさえ幻想を起こす所に悪天候も重なり人間極地にたったらどうする? 道徳、モラルはどれくたい保てるのか、そして何が正しく、何が正しくないのか、考えさせられます。 私は高山には弱いので、高山病の薬を使わなかった時は5000Mぐらいで苦しくなり、カタツムリより遅くしか歩けず、また、吐き気で食事ができなかったりしました。 なので、息苦しくなって、作者と一緒に山に登っているような感じでこの本を読みました。 登山をしない人にも、人間の心理を考えさせられる、この本はお勧めです。 英語の原作もそれ程難しくないと思います。 もしくは日本語の翻訳版か映画もあるようです。