英語の多国籍ツアーに参加の成功の秘訣の一つは ” 話そう ” と積極的にコミュニケーションを取ろうという姿勢が第一。 そして、日本の常識を忘れる、日本とは比べないで臨機応変な態度が必要です。
色々な国の人との交流、多国籍ツアーに興味があるものの、お客様から一番多い疑問と不安は英語力。 もちろん、話せた方がより楽しめますが、積極性があればある程度はなんとかなるものです。 とは言え、アルファベットも読めず、ゆっくり話してもらったり、紙に書いてもらっても、英語がまったく分からないようでしたら、ご本人様も苦労しますし、他の人にも迷惑がかかりますから、少し参加は見直した方がいいかも知れません。 英語に不安を感じる方は、参加までには英会話学校に通う、プライベートレッスンを受ける等して、少しでも英語の準備をして耳を慣らしてご参加ください。 また、弊社では、ツアーの詳細等、ご自身で英語で読んで頂くようにして頂いてます。 英語では地名の呼び方が違ったりしますし、ツアー参加中に役立つ、表現や地名の説明等記載されてますので、参加までに英語に慣れる良い準備だと思います。 もちろん、御理解が難しい所は伺っていただければ説明いたします。 まずは、ご自身で努力する事が大切です。
ツアー参加中、集合場所や時間、参加に基本的な必用な事が、なんとなく分かった、でも100%でない場合は皆に説明した後で個別にツアーリーダーに確認して下さい。 英語が第一言語でなく、参加しているのだから、後から説明してくれるだろう、と、受身な態度は禁物です。 質問しなければ、分かった物だと判断されるのが西洋、また世界の他の国の受け取り方です。
現在英語で仕事をしてますが、私は帰国子女でもなければ、英語が昔からペラペラな人間でもありませんでした。 初めて中学1年の時にアメリカに1ヶ月ホームステイをした時は、 How are you? を How and you? と書いていたくらいで、滞在中もジェスチャーのみ。 引込思案でしたし、会話していなかったような気がします。 ホストファミリーには苦労かけたと思います。 大学で一般教養の英語も落としました。 古典英語みたいなのを読む役立たないクラスで、あまり納得いきませんが。 大学中に3ヶ月アメリカに語学留学した時も授業は全て一番下のレベルでした。ごく普通、逆に落ちこぼれが、どのようにここまで英語が出来るようになったのか、(とは言え、まだまだ、完璧ではないです。 )私の勉強方法をお伝えしたいと思います。
大切なのは
1. 英語の苦手意識をなくす事
2. 英会話の 間違いを恐れない
3. どんなに少しでも英語が分かった、英会話が通じたという事で喜び楽しむ事
4. 英語を英語で学ぶ。 英語で考える
5. 興味のある内容の本を英語で読み、映画を英語で見る。
6. 英会話学校、英語クラブに参加する
7. 英語文法の重要性・文法の勉強
1. 英語の苦手意識、拒否感を無くす事
英語が苦手、分からない。 と、英語が耳に入ってくる前に壁を作ってませんか? この壁を取り除く事が大切です。 私は数学が苦手で、数字を見ると拒否感を覚えたので、その気持ちも分からない事ないですが、楽しいと思うきっかけがあると壁が崩され、可能性は限りなく広がります。 確かに日本の英語教育は偏りがあり、試験用の英語で役立たない事は多いですが、日本の教育水準は他の国に比べても高く、少なくとも義務教育で誰もが学び、アルファベットは見慣れた言葉です。 恐怖心、拒否感を除くと意外とコニュにケーションが取れる程の英語力はあるかと思います。 単語を並べるだけでも良いスタートです。 自信を持って声をかけてみてください。 少しでも分かる、通じた、という喜びが次に繋がります。 言葉は人と人を繋げる Tool 道具です。 難しく感える事はないです。
2. 英会話の間違いを恐れない
英会話はコミュニケーションであって、テストではないのですから、完璧な英語を初めから話す必用はないです。 間違いを恐れず、声をかけてみる事です。 聞きなおされても、怖じける事はないです。 同じ英語圏どうしもで、方言やアクセントの違いで分からず聞きなおす事も多々あります。 発音が悪ければ、紙に書く、ジェスチャーで示す。 クイズみたいで楽しいではないですか。相手も喜んで付き合ってくれますよ。
3. どんなに少しでも英語が分かった、英会話が通じたという事で喜び楽しむ事
英語だけでなく、どんな事でも些細な事に喜びを感じられれば、英語も、旅も、人生も楽しめます。 テストや競争ではないのですから、個人のペースで叙所に進歩すればいいのです。 なかなか、英語が上達しない。 と、自分を責めるより、今日はこの一言を覚えた! それを、ニュースの中で気づいた! 本の中で発見した! と、小さな一歩に喜びを感じると、益々やる気が出てきます。
4. 英語を英語で学ぶ。 英語で考える
英語から英語? とは
子供に難しい言葉を簡単な言葉、表現で説明するように、英語も初めて聞く、読む単語を英英辞書で調べ、簡単な英語、表記でその言葉を理解する事です。 英語と日本語は文法も表記もまったく異なる表現が多いので、無理に日本語に置き換えようとすると逆に難しく考え ? となるように思います。 臨機応変な態度と同じで、そういう物なんだ。 と覚えれば、スムーズに入ります。英語を話す人が英語を、日本人も日本語を外国の人に説明する時、説明できないのは普段深く考えもせず使っていて、子供の頃からの成り行きでそういうものだ、と聞き、話しているのと同じです。 日本人が英語の理解、得に英会話の理解に苦労するのは、日本語から英語に、英語から日本語にして理解しようとするからだと思います。 翻訳・通訳の仕事をしたい人は、この思考が必要かもしれませんが、交流を楽しむ、英会話を楽しむ、という事でしたら、英語から英語で考えるようにした方がす~と入ります。 そして、電車に乗っている時、物思いにふけ、ボ~とする時間、英語で考えて見ましょう。 車窓から見える景色を英語で表現してみる、常に英語を意識してみる。 英語を聞いてるだけで英語が学べる、なんて教材がありますが、大人になってからは意識しないと頭に入ってきません。 常に意識がけてみましょう。
5. 興味のある内容の本を英語で読み、映画を英語で見る。
お勧めの英語の勉強方は興味のある内容の本を読む事と映画を英語で観る事。 本は日本語訳がついているような日本出版の本ではなくて、英語圏で発行された本。 映画は字幕なし、日本語字幕、英語字幕、で何度も見る事。
まったく英語ができずに最初にカナダにワーキングホリデーで来た時、その当時は殆どの日本人の居ないウイニペグに行き、英語環境に身をおきました。 そして、日本で英語を教えていたという人に知り合い、映画を観ていると、止めては理解できたか確認してくれ、分かりやすい英語で説明してくれました。 これが一番英語力アップに役立ったかと思います。 それからは、自分でも映画を購入しては上記のようにして何度も観ました。 そして、本も沢山読みました。 興味のある内容の本は読みやすいものです。 またサスペンス小説も次に何が起こるのだろうかとワクワクさせられるので読みやすいです。 得に小説の多くは難しい表現はなく、会話的な表記が多いので読みやすく、英会話に役立ちます。 英語の本を読むポイントは、分からない単語にぶつかっても辞書でいちいち調べず、読み続ける事。 何度も同じ言葉が出てきて、どうしても知りたい場合は、メモを取り後から調べます。 メモを取る際はページも記載しておきます。 毎回辞書で調べていると進まずつまらなくなります。 また、多くの言葉は普段あまり使わない覚えても仕方ない言葉です。
単語を単語帳で覚えようとしてもなかなか覚えられないのは前後の繋がり、どのような時に利用するのか分からないからです。 本を読んでいて、何度もぶつかり、理解できないと本の内容理解に影響があるような単語を調べると、そのような単語は覚えやすいかと思います。 英語の勉強と言うと構えてしまいます。 英語をTool(道具) として興味のある事を学ぶとなれば、その分野の単語量も増え、英語の本も読みやすくなります。
お勧めの本として、シドニーシェルダン (Sidney Sheldon)の本。 字も大きく、本を開けた時に恐怖感がまずないです。 そして、サスベンスなので、内容に惹きこまれます。 表記も簡単で、読みやすい本です。 最近好きな作家はジョン グリシャム (John Grisham )。 法律関係のサスペンスが多いですが、それ程難しくないです。 最初は少し、スローなスタートで読みづらい場合もありますが、叙所ののってきます。 彼の本は多くがハリウッド映画になってます。 トム・ロブ スミス 、(Tom Rob Smith) のチャイルド44や、The Girl …. シリーズのスティーグ・ラーソン(Stieg Larsson)もお勧めです。
日本のテレビが英語の映画を吹き替えにするのが、英語教育の汚点だったと思います。 せめて字幕だけにすべきです。 ネパールを旅していて思いましたが、彼らの文章力、文法力は文法の苦手な私でもひどいと思うくらいですが、英会話、コミュニケーションは問題ない人が多いです。それは、アメリカを初め英語のテレビ番組、映画をそのまま英語で観ているからだと思います。 また、観光地では旅行客とは英語で接しますし、学校も英語での授業を早くから取り入れています。 問題は、英語の先生が間違っている英語を使っている場合も多いので、文法力や筆記は弱いように思います。
映画も好きな映画のDVD等を購入して、何回も観て下さい。 観方は、まず、英語のみで一通り観る。 次に英語の字幕をつけて一通り観る。 また、字幕なしで、英語のみで観る。 今回は分からない所は止めて、戻し、英語の字幕をつけて見直す。 この繰り返しで聞き取れるようにする。 それでも理解できなければ、日本語の字幕をつけて観てみる。 何回も繰り返す。
6.英会話学校、英語クラブに参加する
本や映画までのレベルに達してない、自習勉強は出来ない、という方、また、最初は英会話学校に通う事が役立つと思います。 お金がなかったので、数回行っただけですが、最初は英会話学校にも通いました。 ECC のラウンジレッスン、(その当時の先生は良くなかったのでこれはあまり役立たなかった)と倒産してしまいましたが、バイリンガル(英会話学校名)で、先生もカリキュラムも良かったプライベートレッスンを取りました。 まず発音練習をして、話していても、間違いを指摘してくれる先生達でしたので良かったです。 数年前に一時帰国した際に英会話学校を何件かまわり、体験授業を受けてみましたが、以前にくらべプログラムも良くなっているように思いました。 (授業の感想はこちら) どの学校も体験レッスンを受けさせてくれますので、自分にあった学校を探してみてください。 また、 Meet Up や英会話クラブ等に参加して英語に親しむ事も役立ちます。
7.英語文法の重要性・文法の勉強
TOEIC や英検、ずいぶん昔に受けただけで、どんなテストか覚えてないですが、私からすれば役立たない時間の無駄な試験勉強かと思います。 TOIEC の何百点以上取れる勉強の仕方の本を立ち読みでチラッと見ましたが、まさに試験のみ。 高得点を取っていると言う作者が、 A 、The 冠詞 は重要でないと本の中で謳ってますが、英語を教える友達は日本人の苦手とするこの冠詞がないと大変英語を話す人に取っては困る、何を指しているのか分からない事だといいます。 試験の点数が高くなる勉強より、得に英語で仕事をされたい人はしっかり文法は勉強すべきです。 今、頭打ちにあっている私としては、カナダ人の同僚に文法・文章力をよく指摘されます。 日常のコミュニケーションでしたら、高校までの文法の勉強でも十分です。 授業意外にはそれ程勉強する方ではなかったですが、 授業中しっかり勉強しておいて良かったなと思います。 また、教材は何冊も必用ないかと思います。 自分にあった教材を何度も復習するだけでも確実になっていきます。 私は高校の時の教材、文英堂のシグマの文法と構文がお気に入りです。
少し分かってくると、色々な英語圏での表現、発音、方言、なまりの違いが楽しくなってきます。
英会話は人と話す事が大切ですが、時間のある時に自習勉強もされたい方はオンラインで無料の英会話勉強サイトがあります。 こちらご参考にしてみてください。
言葉はTool であって、言葉のゲームがあるように玩具でもあるかと思います。 少しずつ、地道に楽しんでみてください。