インカの失われた都市、憧れのマチュピチュには4日かけてインカの人が通った古代インカの道をトレッキングして訪れると空中都市をより実感、感動も倍増!
マチュピチュには列車を使って訪れる事もできますが、多くの人にとってインカトレイル(Inca Trail ) を4日かけてトレッキングをし、インカの人達の気分を味わいながら空中都市に入る事が夢、旅リストのトップとなってます。
インカトレイル許可証
インカトレイルには許可証が必要です。1日、ガイドやポーターを含め500。スタッフと観光客は50/50程の割合なので、観光客への割合は約250と数に限りがあり、ハイシーズン(6~9月)なら6ヶ月以上先にご予約をお勧めします。許可証は買い取り式でご予約後購入して正式にコンファームとなります。誰かがキャンセルされてもその分再発行はされません。売り切れて後から空きが出る事はないです。また、旅行する時のパスポートのと情報が一致されないと入れません。予約の時にご旅行の時に利用するパスポートの情報が必要となります。旅行中に有効期限が切れる場合は新しいパスポートを申請してからご予約となります。
インカトレイルのベストシーズン
ペルーは南半球にあります。現地では冬、北半球から言えば夏の6~9月頃が乾季がベストシーズンでインカトレイルをトレッキングするのには美しい景色を楽しめます。ただ、冬の時期ですので寒く重ね着で温度調整をしてください。また暖かい寝袋もご用意してください。 統計上は雨季は11月頃から3月頃ですが運がよければ11月や3月でも雨に降られる事はないでしょう。一番雨が多いのは12月~2月。雨が多いと土砂崩れも起こりやすいので避けた方が良いです。また、2月はインカトレイルの清掃のためクローズとなり、トレッキングはできません。
高山病
ペルーのインカトレイルは4200mの峠を超える高山トレッキングの一つですが、一番高度の高い所で宿泊はせず、3399mのクスコで数日滞在して体を慣らしてからのトレッキング、普段からハイキングをされてない方でも適度に運動している方なら殆どの方がマチュピュ(2430 m)まで到達されてます。通常高山には2日ほどでその高度に慣れます。クスコにフライトで入る場合は到着後水分を沢山取ってゆっくりし、 ツアーでクスコに2日以上、もしくはクスコより高度の高いチチカカ湖を先に訪れる日程であればトレッキングを始める頃には慣れてます。普段より息切れがし、体が思うように動かないかもしれませんが、高山病の薬なく登れるでしょう。競争ではないので時間をかければ問題ないですし、せっかくの古代の道、十分味わって登ってみてください。引き返してきた人の話は聞いた事はないです。不安な場合は高山病の薬、ダイモックスを用意してみてください。
3泊4日のインカトレイルの様子
インカトレイルは道中の遺跡や景色をゆっくり楽しむトレイルで、トレイルからマチュピチュに入ります。列車でマチュピチュを訪れる人達より早くにマチュピチュに入れ、人の少ないマチュピチュを楽しめます。
インカトレイルは3泊4日かかります。最終日は6km程で2~3時間、気持ち的には3日程です 1日目はクスコから列車、もしくはオリャンタイタンボ(Ollantaytambo)から車でインカトレイル KM82 (Inca Trail KM 82)まで行きそこからインカトレイルのトレッキングを始めます。1日目は自然や村を通り抜ける11km程のトレイルで5~6時間のトレッキング。2日目が一番大変な日で約4200mのデッド・ウーマンズ・パス Warmiwañusca(Dead Woman’s Pass)と呼ばれる峠を越えます。キャンプは峠を越えて降りた所になります。高山病にならないためにはその日の一番高い所より低い所で宿泊するのが基本です。約12km、6~7時間のトレッキング。この峠さえ超えれば後は楽です。 3日目は遺跡の数が増え遺跡を楽しみながら、登ったり降りたりのコース。16km、約9時間のトレッキング。4日目は暗いうち、3:30amに起きてサンゲート(Sun Gate)からのマチュピチュでの日の出を見に行きます。最終日のトレッキングは6km、2~3時間程。手が自由になるようヘッドランプをお忘れなく。
2泊3日ラリーズトレイル
ラリーズトレイルは観光客の少ないトレイルで自然と地元の人との交流を楽しむトレッキング。トレッキング後列車に乗ってマチュピチュに向かいます。
2月や許可証が取れない場合は代わりのラリーズトレイル(Lares Trail ) をトレッキングする会社が多いです。ドラゴマンは独自のコミュニティートレイルをトレッキングします。(ラリーズの様子、写真はこちら)。ラリーズトレイルは2泊3日で道中遺跡はありませんが観光客が少なく、村を通りぬけ、自然と地元の人との交流を楽しみます。遺跡観光はラリーズトレイルをトレッキングする前にウルバンバの谷/Sacred Valley(聖なる谷)で遺跡を楽しめます。距離はツアー会社によって若干異なります。Gアドベンチャーズのツアーは1日目は9km、4時半程のトレッキング。彼らのサポートするコミュニティープロジェクトにも寄ります。3872mの所にある彼らのサポートする村に泊りまり、他に観光客はいません。2日目は4800mの峠を越えより美しい山や自然を楽しみます。この日のキャンプは4114mの所にあります。17km、9~10時間程のトレッキング。3日目は午前中8km、3時間半程のトレッキングをしてランチ後オリャンタイタンボに向かい列車でマチュピチュの麓の村アグアカリエンテス(Aguas Calientes)に行き1泊します。翌日マチュピチュに向かい、インカトレイルに参加した人達と合流します。
ペルーツアーの日程
ペルーのツアーで全ての人がマチュピチュに列車で向かう日程でない場合はインカトレイルの所は、インカトレイル、ラリーズトレイル、クスコステイ(列車でマチュピチュに向かいます)と3組に分かれるます。クスコステイの人達も前日にアグアスカリエンテスに向かい1泊してインカトレイルやラリーズトレイルに参加した人達に合流します。
インカトレイルとラリーズトレイル難易度
難易度的にはインカトレイルの方が階段が多いトレイルで、大変に思われる方が多いようです。標高的にはラリーズの方が高いですが、叙所に自然のトレイルを登り、景色や通り抜ける村々の人達との交流を楽しんでますと思う程は難易度を感じないようです。それでも高度に不安があればインカトレイルの方が良いです。
トレッキング中の荷物
旅行中の大きな荷物はクスコのホテルに預けていきます。インカトレイルではポーターが、ラリーズはラマ(動物)利用してトレッキング中に必用な荷物(6kgまでの着替えや寝袋)を運びます。(チップ代が少なくすむのはラリーズです。)旅行者は日中に必用な水、スナック、(Tシャツの替え)を入れたデーパックのみ背負ってトレッキングをします。ポーターに運んでもらう荷物は軽いドライバック(ウォータープルーフの袋)を用意されておくと便利です。
インカトレイルとラリーズトレイルの地図
ラリーズはオリャンタイタンボ(Ollantaytambo)から右側になります。インカトレイルは赤のラインです。(地図提供:Gアドベンチャーズ)
その他トレッキングコース。クゥオーリー・トレイル(Quarry Trail)とチョケキラオ・トレイル(Choquequirao Trail)
イントレピッドはインカトレイルの許可書が取れない場合は2泊3日のクォーリートレイルをトレッキングします。クォーリー・トレイルは26km、4450mの峠を越えるトレッキングです。道中には遺跡が5カ所あります。トレッキング後は列車でマチュピチュに向かいます。もっと長くトレッキングをしたい、チャレンジなトレイルを求める方はチョケキラオ・トレイル。このトレイルには6カ所遺跡があり、4660mの峠を越える8日のトレッキング。 どちらも許可書は必要なく観光客が少ないコースです。(地図提供:イントレピッド)