エルサレムの旧市街を見下ろすオリーブ山( Mount of Olives)にはその名の通り、多くのオリーブの木が植えられていて、また教会も沢山あります。そして丘からエルサレムの旧市街麓辺りに広がりユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒のお墓があります。
旧市街から市バスで行く事もできますが、ヘロデ門(Herod’s Gate)近くのバス停で地元の人に聞いたバスを待っても来ないので歩きだしたら展望台まで歩ける距離でした。
旧市街から見たオリーブ山。白い所はユダヤ教徒の人のお墓。麓に近くなるとキリスト教徒のお墓になります。左端の教会はロシア・オーソドックス教会。中央の建物の少し下辺りが展望台。
オリーブ山の麓には有名な所で、万国民の教会(Church of All Nations)、ゲッセマネの園 (Garden of Gethsemane)、マリア永眠教会 (Tomb of the Virgin)、メアリーマグダレン教会(Church of Mary Magdalene)、頂上付近には昇天教会(Chapel of the Ascension)、主の祈りの教会(Pater Noster church)と展望台があります。 展望台にはゲッセマネの園の門から狭い通りに出て坂を上がり、カフェの右の道を進むと住宅街の脇の階段となります。
昼間に行くとどの教会もすごい人です。場所によってオープン時間があるので夕方い行くと静かです。オリーブ山を見ていて大きくて目立つ頂上に建つロシア教会は眺めがよくオリーブの木とお花の綺麗な中庭がある教会でした。夕方だったので教会の人のみでお祈りをしていました。恐る恐る邪魔をしないように中を覗くと入って参加するようにしぐさをされました。持っていたスカーフでは駄目だったようで、別のスカートを渡され足首まで隠してお祈りに少し参加。その後夕日を見に来ました。
また早朝、ホテルチェックアウト前に麓の教会を訪れた時も教会の人や数人の信者のみで朝のお祈りをしてました。何を言ってるか分かりませんが、どの宗教もお祈りの歌声、唱えは心が落ち着きます。得にマリア永眠教会の朝のお祈りは興味深いものでした。入り口を降りて両側にお祈りする所があり違った服を着た修道士が違ったお祈りを同時にしだしました。ロウソクを売る人が最初どこに座って良いか教えてくれた後、マリア様のお墓へと案内をしてくれました。お祈り中で恐縮して写真は撮らなかったので様子はお見せできませんが良い体験になると思います。問題は狭い地下の部屋で振り香炉を焚くので換気扇を回しても息苦しくはなります。
万国民の教会。(左)外観、(中央)中、大変綺麗です。(右)中央にあるイエス・キリストがお祈りしたと言われる岩。その他オリジナルの床が所々にガラス張りの下に展示されてます。
(左)ゲッセマネの園 。古そうなオリーブの木の庭。(中央)メアリーマグダレン教会 (右)マリア永眠教会の外観
マリア永眠教会は入り口からもさらに地下に入ります。
(左)オリーブ山展望台への階段(右)下の展望台にあるイスラエルの旗
オリーブ山の展望台から下はユダヤ人のお墓
展望台からの岩のドームの眺め。昼間はGアドベンチャーズのイスラエルツアー7日目、ベツレヘム(Bethlehem)に行く前に立ち寄りました。
夕方になると雲が出だして、思った程綺麗な夕日が見れず、2回挑戦しました。2回目はダウンタウンのホステルから旧市街を抜けての往復。歩く事が好きな方なら疲れますが可能な距離です。