アメリカと言えばハンバーガーとピザなら、イスラエルはファラフェル・サンドイッチとフムス!
イスラエルはユダヤ人が各国に散らばって戻ってきた事もあって、北アフリカやその他中近東の国と同じような食べ物も多くあります。ここではよく目にした食べ物をご紹介します。エルサレム・ベーグルとクナーファはイスラエル発祥の食べ物なので必ず試して見てください。
1. シャクシューカ(Shakshuka)
イスラエル代表的な朝食。スパイスの効いたトマトソースにタマゴが入った料理。恐らく作るのに手間がかかるのでホテルの朝食では見た事はありません。そこで、エルサレムで人気、❝Tmol Shilshom❞ と言う本屋のような可愛いレストランで試してみました。スパイスと言っても辛くない色々なハーブのソースです。絶妙な味で美味しかったです。また、泊ったホステルがシャクシューカを出してくれると書いてあったので、Stay Inn Hostel という所に泊まりました。カナダでも探すのが大変、他の食べ物と違って他の国には広まっていないので是非探して食べてみてください!
2. エルサレム・ベーグル(Jerusalem Bagels)
エルサレム・ベーグル。その名の通り、エルサレムのみで食べれます。(他では見かけませんでした)少し甘いパンで、通常のベーグルのようにお湯の中でゆでてから焼いてないので固くないです。ゴマをちりばめて焼いていて、外はカリ、中はしっとりタイプの香ばしく、ザアタル(Za’atar)というスパイスを付けて食べると最高に美味しいです。観光客にはザアタルを言わないとくれない場合もあるので、注文しましょう。
(上)早朝、トラックや荷車で旧市街の門近くに出店が多くあります。Gアドベンチャーズのイスラエルツアーのツアーリーダーが泊まっていたホーリーランドホテル (Holy Land Hotel)の通りとヘロデ門(Herod’s Gate)のある通りの交差点で売っていた写真の出店で買ってくれました。そこと、旧市街内、イスラム教徒地区からの嘆きの壁入り口セキュリティー近くの出店がエルサレム・ベーグルもザアタルも美味しかったです。出店なのでいつも同じ所にいるか分かりませんが、右のダマスカス門(Damascus Gate)前のお店は固定で1日中営業してるので間違いなく購入できます。同じような店が2件あります。いつも交差点に近い方、左側にあるコーヒーも買えるお店で買ってました。上の写真の丸いのはジャンボファラフェルボール。美味しくなかったです。サンドイッチ用に小さいタイプの方が好きでした。タマゴはパンを焼いた灰の中で蒸したタマゴです。これは試して見てください。高級ホテルやダウンタウンのホテルに泊まる人が多いからか、ヤッフォ門 (Jaffa Gate)は観光客が多く、この近くの出店は1日います。ただ、他より高いです。左の写真はスーパーやマーケットで買えるザアタル。カナダでも人気になってきて見かけます。中央の写真はパン屋でもらったザアタルとエルサレム・ベーグルです。
3. ファラフェル・サンドイッチ(Falafel)
カナダでも人気のファラフェル・サンドイッチ。ファラフェルはひよこ豆のコロッケみたいな物。(左)ファラフェル一杯で一番美味しかったアッコのお店(Falafel-Arafe)のファラフェルサンドウィッチ。(右)ダマスカス門前に並ぶお店のファラフェル・サンドイッチ屋さん。ここはフレンチフライも入れます。他のラップ屋でもフレンチフライを入れてエルサレムの人はサンドイッチにフレンチフライを入れるのが好きなのかも。
4. クナーファ(Kunāfah)
クナーファで一番有名なのはパレスチナ領ウエストバンクにあるナーブルス(Nablus)が発祥のナーブルスチーズ(Nabulsi)を使ったクナーファ。パレスチナの代表的デザート。ジェリコのクナーファ屋が一番!エルサレムではマハネイェフダ・マーケット(Mahane Yehuda Market)やダマスカス門前のスイーツ屋で試せます。
5. フムス(Hummus)
ひよこ豆にオリーブオイル入れてすりつぶしクリーム状にしたデップ。ピタ・ブレットに付けて食べます。西洋でも人気で野菜に付けたりもします。ただ、やはり本場で試したい所。
ベツレヘムのウエストバンクバリアー(イスラエル西岸地区の分離壁)にも描かれる程フムスは国民の食べ物。ダマスカス前のお店でテイクアウトにして写真を撮らなかったので看板の写真で。看板の右上のようにお店で食べるとお皿にペーストとひよこ豆、さらにオリーブオイルをたっぷりかけてくれます。スムーズで美味しかった・・・スーパーでパッケージも購入できます。看板のブランドは豆の量、濃厚さ、固さが選べるようです。
6. トマト、レモン豊富な各種すっきりサラダ
カナダでも見かけるレバノンのサラダ、タブレ(Tabouli)を始め。中近東はパセリ、ミント、レモンとオリーブオイルを一杯使ったサラダが主流。レモンが豊富でパセリの苦みはあまり感じません。胃がすっきりするサラダです。また、焼きナスを利用したサラダやディプ、ババガヌーシュ(Baba ghanoush)、ヨーグルトを使ったザジキ(Tzatziki)も試してみてください。
ベツレヘム観光後に寄ったエルサレムの眺めを楽しめるテント・レストラン(Tent Restaurant – Shepherd’s Valley Village)のパレスチナサラダ(Palestinian Salad)とナスデップ(Al Raheb)。ナスの料理にはザクロも入ってます。どちらも大変美味しかったです。このレストランではイスラエルやパレスチナ、中近東のメニューが豊富です。普段は観光客相手の大きなレストランは好きではないですが、ここは雰囲気、サービス、味も良く満足。
7. ザクロジュース(Pomegranate)
ザクロは聖書やユダヤ教本にも紹介され、宗教的にもイスラエルの代表的な象徴。陶器や多くのデザインにも描かれてます。そしてアートだけでなく、レシピに入れたり、ジュースで飲むのも人気。あちこちにザクロのジューススタンドを見かけます。ザクロだけの所もあれば、オレンジとミックスする所もあります。もしくはザクロに水を足す所もあります。アッコで試したマーケット内の小さな下記のお店はザクロのみで大変美味しかったです。7~10月頃がシーズンのようです。
8. ナツメヤシの実、デーツ(Date)
イスラエルはナツメヤシの実の産地です。得にジェリコのマジョール・デーツ(Medjool Dates)は有名。色々な種類のデーツがありますが、デーツの王様、マジョール・デーツは必須! ミネラル豊富、得にポタシウム(Potassium)や繊維も多いので、暑く歩く事の多いイスラエル旅行の良い旅のお供になります。
9. その他、様々なベイカリーとスイーツ
西洋や日本で見られる一度茹でてから焼く丸いベーグルはポーランドに住むユダヤ人が作った事から始まったそうで、クリームチーズを付けて食べるニューヨークベーグルのようなベーグルは見かけませんが、似たようなツイストした輪の窯焼きのパンやファラフェル・サンドイッチやフムスに付けるピタ(Pita )を始めとした様々なフラットブレッド、安息日に食べるほんのり甘い編み込みパン、ハッラー(Challah)、甘いクロワッサンのようなルゲラー(Rugelach)と美味しそうなベイカリーが一杯。そしてスイーツのハルヴァ(Halva)、バクラヴァ(Baklava)も試してみてください。
(左)ヤッファ(Jaffa)の中心にある土曜日も営業の人気のパン屋(Abouelafia Bakery)。(右)バクラヴァ(Baklava)はあちこちで見かけます。
(左)ルゲラー(Rugelach)はあちこちで見かけます。(右)ハルヴァ(Halva)はパッケージはスーパーにもありますが、色々な種類の上のような試食ができるタイプはマーケットにあります。
10. Ishtabachのクルド料理、シャンボレック(shamborek)
マハネイェフダ・マーケット近くの人気のレストラン。いつも並ぶので早い時間がおすすめ。ゆっくりスパイスと煮込んだ具に注文後に薬香ばしいパンが美味しい!
11. Five Coffee 5
味と言うよりは料金でおすすめカフェ。全てのメニュー5シェケル(ILS / Shekel)。物価の高いイスラエルで安くスナックを食べて美味しいコーヒーを飲むならここ!食べ物は普通。特別良くも悪くもない。あちこちに見かけました。ダウンタウンの中心、ヤッフォ通りにあったお店。イスラエルのお店であまりフレンドリーな所はなかったですが、ここは行った時はフレンドリーなスタッフがいました。安息日の事を聞いたり、それ程忙しくなかったからか色々教えてくれました。
12. ピーナッツバター・パフスナック BAMBA, Osem
ピーナッツバターフレイバーのコーンパフスナック。イスラエルの家庭で第一人気のスナックとの事。日本のカールのような歯ごたえで最初はサクサク、そして噛むうちに溶けるような感じです。ほんのり甘く、ピーナッツでちょっぴり塩っぽい。50%はピーナッツバターから出来ているそうです。
(番外編)ベツレヘムで見かけたカフェ
スターバックスをイメージした、Stars & Bucks Cafe と Squarebucks